イメージがね

 チョコバー「1万余本」一気買い、リムジンの英女性
 「チョコレートバー」ってなんかアメリカ的じゃないですか(これはイギリスの話だけど)。おやつとしてだけではなくて、昼食代わりにしちゃったりするの。買うのは荒野にポツンと佇むガソリンスタンド(当然セルフサービス式だ)で、併設されてる店に入ると酒を頼みつつ水とチョコバーを袋に入れてもらう訳ですよ。
 ……ていうかコレどこから来たイメージ?
 ああ、そう。そのまとめ買いの英女性も、小さい頃は貧しい家庭の末っ子(5人兄弟だな)で、一番上のお姉さんが1本のチョコバーを分ける時に小さい彼女にだけほんの少し多めに与えるんですよ。それを食べながら、いつか飽きるほどチョコを食べたいなぁ、と少女は思うのです。大人になり事業に成功した彼女は通りがかりの店に衝動的に駆け込むと、「チョコバー全部ちょうだい、キャッシュでね」とのたまって店員を困らせ、1本残して自宅に配送。帰りの車中でひとしきり大笑いした後、甘ったるいチョコバーを一齧りして、あの懐かしい我が家と優しい姉を思い出して、運転手(やっぱり執事にしよう)に見えないように少しだけ涙を零すのです。
 ……だから元ネタは何なんだ(笑