セーブポイント

 pya! セーブポイント(pya.cc)
 pya! セーブポイント(その2)(pya.cc)
 pyaネタ。DQのセーブとFFのセーブ。
 FFのセーブは、つまり何か不思議な力でもってその時の状況を記録して、キャラクタ全員死亡をトリガーにしてその記録を読み出す装置。あまりにも逝っちゃってる設定なので、何か謎の光でそれを行うのはイメージ的な方向性は合ってる。
 DQのセーブは、冒険の書っていう日記帳みたいなものにその時の状況を書き込んで、多分さらに今後の予定も書き込んでいる。その予定を見て、あまりに帰りが遅いとなった場合に、サルベージしに行く専門職の人がいる訳だ。サルベージは危険を伴う職業なので料金は高めに設定したいところだが、実際には手持ちの半分というギャンブル性の高いもの。こんなところからも、サルベージャー達の波乱に満ちた人生の楽しみ方が垣間見える。
 中でも世界トップクラスの連中となると、それこそラスボスにぶち殺された勇者を拾いに行く事すらある。しかしここで一つ問題が。ラスボスの目の前に転がっているであろう勇者の死体を拾おうとしたら、ラスボスと戦闘になってしまう筈。しかしラスボスからは普通逃げられない。倒したらゲームが終わってしまうので駄目。さてどうする。
 何らかの取り決めをラスボスとの間で交わしたと考えるべきだろう。真っ先に思い付くのは例の「世界の半分」だ。ラスボスまで到達できる強さ、そしてラスボスとの契約――――そう、彼らはあの問いに「はい」と答えた、かつての勇者達なのだ。しかしそれは支配欲などでは無く、旅を続けるうちにその身に沸き起こった冒険心から来た回答。ラスボスが世界を支配するその時まで、世界最高のサルベージャーとして彼らは裏の世界で活躍する。勇者の味方をするでもなく、ラスボスの味方になるでもなく。
 屍となった後輩達の棺桶を引き摺りながら、ダンジョンの奥で彼らは何を想っているのだろう……。