涼宮ハルヒの憂鬱

 いろいろと考えてこのワケわからん構成になったんだ、と考えるよりも、最終回を憂鬱で締めるには果たしてどうすりゃいいのか、というどっちかと言うとネガティブな理由の方が大きいんではないかと思うんですよね。
 消失をやってしまうと話がズレるし、溜息はラストに向かない気がするし、退屈・ミステリックサイン孤島症候群は格が足りない。と言うより、憂鬱で終わらせるより良い終わらせ方が思い付かない。
 けれど、憂鬱で1クールはさすがに埋まらない。となると、小難しい構成にするのも仕方ない面はあるのかな……と思えるかも。まあ、それでもさすがに「孤島症候群」の前後編をぶった切ったのは意味わからんのですがw 長門の長文説明のちょうど中間に「退屈」を挟んで明喩な説明にしてしまったのは意図的なのかもしれません。
 で、自分の妄想では、以下、ネタバレ。
○12話の次回予告
「次回、涼宮ハルヒの憂鬱、第6話!」「だから違う!次回、涼宮ハルヒの憂鬱、最終回『涼宮ハルヒの憂鬱 VI』…お楽しみに!」
○13話の内容
 原作で言う、憂鬱の第7章とエピローグ。
○13話の次回予告
「……あれ?今日って最終回じゃなかったの?」「いや……えーと?次回、涼宮ハルヒの憂鬱、第0話『笹の葉ラプソディ』……続くのかよ!?」
○14話の内容
 原作で言う、笹の葉ラプソディ。かつ、消失よりSOS団名の由来の部分をオリジナルに追加して、古泉とのチェスをカットしたいか。
○14話終了後にデカデカと「特報!」
 
 
「……どうしたの?幽霊でも見たような顔をしているわよ?」
 ――ハルヒが居ない?
 ただでさえ混乱している頭に追い打ちを掛けるように、消失した筈の彼女は、その笑顔を俺に向けた。
「――どうしてお前がここにいる」
 朝倉涼子が、そこにいた。
 
 
「朝比奈さん!」
「ちょいとっ少年! うちのみくるが怯えてるよっ!」
 古泉はクラスごと消えて、朝比奈さんは俺の事を忘れていた。
 一体どうなってる? 誰がこんな世界にした? ――ハルヒ、お前なのか?
「……頼むぜ」
 最終防衛ライン、ここが陥落したら一巻の終わりだ。
 文芸部部室。
 
 
「やめて……」
 長門の肩は震え、すっかり頬を赤らめている。
 これは――俺の知っている長門有希では無い。
 ――ちくしょう、八方塞がりだ……。
 
 
ハルヒ!」
「……あんた、なんで私のこと呼び捨てにするの? ストーカーなんて募集した覚えは無いんだけど」
「3年前の七夕を覚えてるか……?」
「……あんた、名前は?」
 ようやく、繋がった。やはりお前か、涼宮ハルヒ
「ジョン・スミス」
 
 
 『涼宮ハルヒの消失』劇場版公開(もしくはOVA制作)決定!
 
 
 という感じで(えーw
 ところで次回は「ミステリックサイン」ですが、そういやこの話はSOS団のサイトに関係してる話でしたっけ。
 涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイト(haruhi.tv)
 インヴォケーションサイン(だっけ?)に変化は見られるのか?
 ……ていうか、よく見たらツバルドメインかよ、SOS団公式。すげーなコンピュータ研。