涼宮ハルヒの憂鬱 #9 サムデイ イン ザ レイン
普段の詰め込みすぎな展開から考えると、まるで別のアニメのような話の薄さが凄いw つうかこういう手間の省き方はあまり褒められたもんじゃないぞ。
まあ、あれだ。その分、次回につぎ込むって事なんですよね! 俺の朝倉さんの動画がもの凄い事になっちゃってるんですよね! もう勝ったも同然だな! 盛り上がってきたあああああぁぁ。
あと鶴屋さんマジ可愛い。やっぱサブキャラ属性だ。「ライブアライブ」お願い、ハルヒがメインならあっても良いはずだ。
んで今回の話は、「射手座」の後、「消失」の前。12月に入ったところらしい。部室に、射手座の件で奪ったノートPCがあった。アニメ専用の原作者オリジナルと言うから、「進展したり、何かが起こったりしない」のは確定だと思ってたけど、もう内容はホント「ストーブ貰ってきました」。おわり。ああ、また映画を取る事になっちゃったか。
ところで、前回の予告のあと、「ハルヒはあんなセリフ(お疲れ様、キョン)は言わないだろう」という考察に対してネタバレスレにこんなのを書いたんだ。
「あんたは雑用でしょ? だったら働きなさいよね」
「いつの間に俺は雑用になったんだ」
「ぶつぶつ言わない!」
口を尖らせて腕組みしたハルヒは窓に寄りかかって、ストーブをいじる俺を監視している。
まったく、人使いが荒いと言うか下手と言うか。飴玉のひとつも無いもんか。
「飴くらいでいいなら、いつでも奢るけど」
そりゃ嬉しいね。
雑談を打ち切って、俺は謎のアイテムで溢れた部室の隅を片付ける。
朝比奈コスチュームの掛かったハンガーや埃の被ったワープロを退かし、隙間を作る。
そしてストーブのコンセントを繋ぎ、スイッチを入れるという段になって、ふとワガママな我が団長の事を思い出した。
「なあハルヒ」
振り返った瞬間、俺はその珍しい表情を確かに見た。(※)
しかしハルヒはすぐにムッとして、謎の呻きを発しつつ後頭部でガラスをゴンと鳴らした。
「いたっ」
……何やってんだ?
「何も」
俺は――さっきの顔はなんだ、気分でも悪いのか、と言おうとしたが、やめておいた。
短期記憶の片隅に残ったハルヒの顔は、憂鬱と言うより……そうだな、どこか柔和なものに見えたからだ。
の※の部分のハルヒの心情を表した脳内セリフで、実際には聞こえないのではないか、みたいな予想だったんだけど。
実際には、キョンが寝てる時に言ってた(もしくは考えてた)ということでした。まあ殆ど当たりかな。前回予告でデレておいて、本編ではそこを見せない訳だ。凝ってるっちゃ凝ってる。
ただ、ちと気になる事が。今回、キョンが居ない部室の様子が延々と出てたけど、これは原作には絶対に有り得ない。一人称視点じゃないし、微妙にルール違反な気が。ただ孤島後編とかでも岩陰のハルヒが写ってたりするわけで、アニメ化するにあたってオリジナルの部分は結構アバウトだったりするか。
厳しく一人称にこだわると朝倉の大活躍シーンが減りかねないしな。うむ。
それと、キョンが起きた時に、目の前にカメラとビデオが置いてあったのが凄い気になる。撮りましたか。あと長門のカーディガンはこの次の話が「消失」であるところに繋がると思えばいいのか。