“文学少女”と死にたがりの道化

 太宰だなぁ。つっても俺、太宰って殆ど読んだことないぞ……。走れメロスは読書感想文のタネに読んだっけな、ありがちだけど、まるであらすじのような感想だったけどな。そう言えば、どこぞの「読書感想文の書き方」ってサイトは今でも結構ピンポイントに覚えてるや。
 遠子先輩萌え。
 ……最近よく思うようになったんだけど、萌えって多分この世のすべてに宿ってるんだろうな。このような、単一の現象や物質に限定しないという思想は、八百万の神をそこはかとなく信奉する日本人だからこそ辿り着く境地なのかもしれない。だから小説むさぼり食って「生クリームのようだわ」なんて言っててもオッケーなんですよ。