時をかける少女

 なんていうの? これさぁ、上映館ちょー少ないのね(goo.ne.jp)。結局ゲド&ブレイブと重なってるからなのかもしれんが、そうだとしたらヒドい話だよなぁ。なんか文化的損失を感じるよ。とまあそんな訳で、会社帰りの途中にあるシネプレックス幕張でコレが観れる俺はひじょーに恵まれてるのかもしれん。むしろシネプレックスぐっじょぶ!だから今度からは売れ筋じゃない映画もよろしくな。平日7時からの回、混雑の方は15%ってところか。正直、平日夜のアニメなんてガラガラなんだろうなぁと思ったから、意外と入ってるなと感じた。まあ夏休みだし、上映館の問題もあるし。それにしても辺りの評判はうなぎ登りで、某息子のアニメと下手に比べられちゃってるもんだからさらに凄い事になってますな。やっぱり監督の能力ってのは大切なんだなぁと詳しく知りもしないけど思わず納得。無論それを支える周辺人員も大切だけど、それはまだ何とかなる場合もあるし。
 まあそんな細かい事はどうでもいいんだ。終わるまでにもう1回観に行かなきゃ(←このへんが感想)。
 ……もうちょっと書いとこう。
 最近は映像作品を見る時にバランスが気になるんだけど、画面全体を使ったオーバーアクションと横幅を一杯に使った静止画、前半から中盤におけるタイムリープ放題な真琴と終盤の時間軸があまり動かなくなった場面、ポジティブ思考とネガティブ思考、その辺が面白いくらいに纏まってて凄かった。
 あと、これは完璧に「夏の映画」だ。特に梅雨が長引いて陰鬱とした雰囲気の続く今の状況において、この映画を素直に見れる人は一足先に夏の気分が味わえて非常にお得。ジュブナイルを一歩引いて観ちゃう人はちょっと勿体ないな。