イノセンス

 観た時、同じホールに30人くらい入ってたんですが、数組カップルが居ました。終わって出てくる時、斜め前を歩いているそのうちの1組が完全に無言だったのが物凄く印象に残ってます(笑)。その後"レジェンド・オブ・メキシコデスペラード"の看板を見つけて「これ、これ面白そうだよね〜〜」「ああそうなの?」とか。
 つうかこれは配給側と共に日テレにも責任があると思うのは私だけなのか。そうじゃなくて協賛だったから仕方なかったのか、そりゃそうか。にしたって、あんな頑張って宣伝したら……。押井さんは「今度は誰でも楽しめます」て、その"誰でも"って人類全体が対象じゃないだろ(笑)
 件の古典引用について。あれは面白い話ですね、確かに今こうしてこの文章を書いている間も数回のネット内検索を行っている訳で、いずれシームレスに全てが行えるようになったらああいう風になるかも。でも最早、古かったり難しかったりすればカッコいいってのと同じ発想だよなぁとか。あとなんだ、外部記憶の豊富さとかに優越感を感じたりするんだろうか……ってか、今でも感じるか、それは。
 あと、映画前の予告ラッシュがいかにもなラインナップで面白かったです。スチームボーイは観に行こう。
 ていうか「映画ではない」とか言わないで下さい、もう。