京ぽん!

 京セラカメラ付きAirH"PHONE AH-K3001V
 マジですかーっ!!
 うわああすげえ偉いぞ京セラ。もう君は死んだものと思っていた!ていうかこれが釣りだったら俺が死ぬ!
 いやあ、現在漏れている仕様が全部本当だとするとかなり頑張りましたね京セラ。狙うユーザー層がしっかり決まってて非常に好感触です。言われている通りデータフォルダ1.5MBというのがいささか心許無いですが、ネットに繋がる以上、もはやローカル保存の意義など薄れているわけですし。
 ……で、問題はDocomoから乗りかえるべきかどうか、というところに落ちつく訳ですが……。ナンバーポータビリティであれば間違いなく移るんだけどなぁ。だからといって両面待ちはちょっとやり過ぎな気もするわけで。

【追記】
 にしても、未だにDポはPHSの呪縛から逃れられないんだなぁ。確かに一般人の意識は「PHS?もう使わないっしょ」であり、頑張ってH"なんて名前を付けても見事なまでに暖簾に腕押し。
 ……これ、逆の方が良かったんじゃないか?「PHSってPersonalHandyPhoneSystemっつって世界規格なんだよ、iModeだってうわー小せぇなぁ」ていう風に強気な感じで。今更言っても仕方の無い事ですが。
 あと個人的に期待したい事が。AUの追撃と、今回のOpera搭載繋ぎ放題端末を見て、Docomo……と言うかNTTがやっちまわないかなー、と。要は、速攻でIE搭載のFOMA作って定額にしますって発言してしまえば、私含めてみんな着いて来ますよ社長(←誰?)
 まあ、一番の問題は基地局と網の許容量なんですけどね……。こればっかりは技術革新が無い限り、完全に力技だからなぁ。
 
 ちょっとした小話、というか薀蓄。
 PHSの通信でよく登場するPIAFS規格、これの64k(2回線同時接続)には大まかに2種類ありまして、これを「ギャランティ」と「ベストエフォート」と言います。ベストエフォートは比較的新しい規格で、PHS全盛の頃にはまだありませんでした。基地局も端末もギャランティに対応していれば良く、DocomoもDポもほぼ同じ性能の端末を出していました。
 ところが、各社には決定的な差がありました。基地局のシステムです。Dポは基地局のソフトをネットワークで遠隔アップデートする事が可能で、ベストエフォートが登場した時にはDポのみが即時対応する事ができました。
 さて、ではその2つの規格はどう違うのか。
 「ギャランティ」は、常時2回線を保つようになっています。片方の電波状態が悪化し、2回線状態が維持できない場合は、すべて切れてしまいます。
 「ベストエフォート」は、片方が悪化した場合、そちらを切断し1回線で継続、新たな接続を探していずれ2回線に復帰するようになっています。
 で、これを両社は「常時2つの回線を繋いでいるから速い!」と「切れそうになっても1つは繋がっているから速い!」と宣伝しました。少し考えれば分かるように、より速いのはベストエフォートです。言ってる事は間違ってはいないんですが、Docomoのパンフを見た時はちょっとおかしかったですね。でもその“したたかさ”こそが営業の力なのでしょうが。

【追記2】
 ふとItmediaモバイルを見たら、「AH-K3001V」とVodaの「KOTO V303T」の記事が並んでた。……正直、Vodaはもうダメそうだと思った……。