ヴァン・ヘルシング

 ハリウッド最新VFXを駆使した美麗画面で中途半端な出来具合の超ご都合主義的怪物総登場ヒーロー物。
 我等(誰?)から見れば、最も困るのは「総」のあたりですかね。要は「吸血鬼もの」だと思って観にいくと外すという事です。まあその辺はハリウッド映画だという事で許します。
 と言うか、日本のマニア層の吸血鬼観がいかに世界とズレてるかという事を最近思い知りまくりです。アンダーワールドとかな……あれは、だめだった……。でも、それらの映画の中でも凄いイメージと合致するシーンが幾つかあるんですよ。多分それらを足していったら自分好みのものができそうな気がする。
#あ、吸血鬼映画ってと個人的には「インタビューウィズバンパイア」が良かった。あれはイメージとしてとても優秀、いいものだ。唯一"吸血鬼少女"が居るし。
 吸血鬼ものは、その吸血鬼の行動原理が重要だと思うんだけど、そのへん適当なのは仕方ないとこなのか。……ヒーローものだから単に悪役で良いしなぁ。
 キャラクターとしては、"ドラキュラの花嫁"っていう3人の女吸血鬼っぽい立場で見た目ハーピーな奴らが居るんですが、これはとても良かった。てか多分一番金かかってる。