ひぐらし論

 ちょっと前の記事だし、これについて言及すると、このゲームの内容についてではなく、このシステムの内容について、ある意味ネタバレなんじゃないかとも思う。プレイしてハマった人のみが参加する"ひぐらし"というゲームについて。
 A.B.: 『ひぐらしのなく頃に』はゲームか?(txt-nifty.com)
 面白いです。続く記事(A.B.: 『ひぐらし』記事その後(txt-nifty.com))にある、


プレイヤーは主にネットを介して他者や情報にアクセスし、自らのデータベースにそれらを収集してゆくことでこの作品を楽しむ。
 に納得。かつてドラクエ全盛の時代、私はドラクエ小説が大好きでした。ゲームがゲームの中だけで完結せず、その外にはみ出している事に広がりを感じて楽しんだものです。ゲームについて学校で友達と話す事も楽しかった、知らない宝箱の在り処を教えてもらったり、村人の珍しい話について教えたりと。オンラインゲームによって大成した(のか?)コミュニケーションゲームは、境界を曖昧にしてこんなところにも姿を見せ始めている。
 なんだか"イノセンス"で、バトーが事ある毎にデータベースから故事の一文を持ち出してくるのを思い出したり。…あんま関係無いや。