とある飛行士への追憶

 面白かった。ストーリーがどこにも外れず畳み掛けるだけ畳み掛けてスパっと終わらすのは、一気に読めて良いなぁ。で……これは表紙勝ちってやつか。読み終えて本を閉じて表紙を見て、そこで一番感動してしまった。以前ラノベの表紙について議論があったと思うけど、こういうふうに意味を持つ表紙ってのは珍しいな。
 王道モノもいろいろあるけど、これはホントに超王道。すげー面白いけど、同時にズルいなぁと思ってしまうw 文章多めなのも似合ってるし、締め方も王道だからこそ許される的な。
 ただ、ラストだけじゃなくて、もうちょい飛行機にスポット当てて欲しかったかも。いやでもそれじゃヒロインの存在感減りそうだが……あくまで恋愛モノだってことなんだろうけど。
 ところで、レシプロ機に2人で乗ってるラノベって何かあったよーな……と考えてたら思い出した「アリソン」か。そういやアニメももうすぐ始まるんだっけ。