どうせなのでロマザガの話

 私はファミコンスーファミ全盛の頃は完全にRPG派だったので、とにかくその時期のDQとFFはすべてクリアーし、他のエニックススクウェアRPGもかなりのタイトルをプレイしています。同年代に聞くと似たような知り合いも多く、DQとFFの話で盛り上がる事もありますね。
 でもSaGa系列ってFFに続く□の看板タイトルな割にはプレイ率が低く、ちょっと寂しいところです。ちなみにGBのSaGa1〜3はGBを借りて、R・SaGa1〜3とSaGa・F1〜2は買ってクリアーしています。……何かもう一つあった気もするけどまあいいでしょう。
 中でも最も偉大なのがRomancingSaGaと同2だと思います。"シナリオを行う順番がユーザー任せ"な上に"Lvが無い"という当時のRPGの基本に反したシステムで、一部の人間を見事に嵌めました。

 そういえばRomancingSaGa1で面白いところと言うと、レフトハンドソードの存在があるでしょう。RSaGaは主人公が8人居り、その他サブキャラなども含めたウチの6人でパーティーを作る事ができます。まあ、子供の心理としてはサブのトケガやオオカミよりは主人公の人間を使おうと思う訳で、6人をメインで揃える事になります。
 さて、まずゲーム開始時に自分の分身となる1人を決めます。メイン8人は男4人女4人で構成され、初期状態でカーソルが合っているのがアルベルトという王族の少年です。他は遊牧民だの海賊だのジプシーだの盗賊だのばっかりで、多分いかにも主人公面したアルベルトを選ぶ事になります(笑)。次にキャラメイク画面では、両親のクラス(魔術師とかシーフとか、パラメーターなどに影響)と、利き手を選択します。一応王族なので親は騎士と魔術師とかにして、利き手は適当に右手を選択。
 ここに罠があります。
 選ばれなかったキャラの設定は既定値になるわけですが、アルベルト以外のメインは全員利き手がデフォルトで右なのです。(アルベルトだけ左。)そして神のもたらした最終試練において、主人公たちはかつて邪神を滅ぼしたという英雄ミルザの剣「レフトハンドソード」を手に入れます。
 ――利き手が左の奴がいねえええぇーー!
 となります(笑)。だって"左手剣"ですよ。設定によると、英雄ミルザは右手は神聖、左手は不浄という聞いたような事を思い、神に貰った剣を血塗られるからと左手に装備したと言われています。なので「レフトハンドソード」。左に装備すべき最強の剣。
 で、さらに驚愕の事実。実はこのレフトハンドソード、別に右手に装備する事も出来ます(笑)。システム上はそんな制限はどこにも無く、さらに利き手が右のキャラで左手に装備する事も当然出来ます。利き手設定に意味なんて無いんだ、とそこで思います。一安心。
 さらに後日知る新事実、利き手が左でレフトハンドソードだと攻撃力が増加します。で、やっぱりやり直しかよ!となる訳ですね(笑)
※古い知識なので間違ってるところがあるかも。